ライトノベルの誕生と人気

 近年、『ライトノベル』といった新たな小説の形態が文学界に誕生し、大きな賑わいを見せている。漫画化やアニメ化、はたまた映画化などで作品を目にした人は、少なくないはずだ。昨年発売された『涼宮ハルヒ』シリーズの新作『涼宮ハルヒの分裂』など、上下巻合わせて50万部の売り上げを誇るなど、もはや文学界の一大ムーヴメントとも言える。
 

 さてそんなライトノベルだが、現在どのような傾向にあるのか。
 そもそもライトノベルというのは非常に定義が曖昧なもので、一般の大衆小説との違いは主にレーベル(出版社)で分けられている。ライトノベル系のレーベルと言えば、メディアファクトリー文庫や電撃文庫、前述の涼宮ハルヒシリーズのスニーカー文庫など、角川系列の会社が多い。最近ではブームに追従するようにレーベルも増えてきてはいるが、やはり角川系列のレーベルには未だ勝てていない印象だ。


 そんなことは閑話休題として、ライトノベルの傾向、つまりライトノベルにおいてのジャンルだが、SFからファンタジー、学園ラブコメに至るまで様々なジャンルがある。頻出するのはやはり学園モノやファンタジーだが、基本的にはジャンルにとらわれず、『10代から20代をターゲットに』というテーマのもとに書かれたものが多い。

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